僕の身体は村社会~解離とうつと発達障害~

障害と病気を持って生まれた虐待からのサバイバーのゆっくり書く場所。

ズレていく起床時間

今日起きたのは、1時半頃。丸々土曜日を潰してしまった。

気が付いたら日曜日の入り口にいて、久しぶりに溜息が出た。

 

ただただ、長い夢を見ていた。2010年頃交友があった人の夢だった。

今は音信不通で生きてるかどうかすらわからない人だ。

懐かしいような、妙な感覚だった。

なにせ現実と違い身体はバリバリ動けるし物事も機敏にこなせる上、身体の痛みや意識障害も無い(夢だからね)。

そりゃあどっぷりと夢に浸かっていたくはなるだろう。

仮にその人を在り来りな仮名「Aさん」とする。

じゃあ夢で何をしていたか。

簡単に言うと、夢の中で久しぶりに顔を合わせてAさんから近況報告を受けていた感じだ。

以下夢の内容。

夢の中のAさんは

今は観光と漁業の盛んな離島で、漁業と土産物屋を営んでいる漁業組合の男性老人に拾われて店番をしたり、引き潮の際にワカメや昆布、磯の魚を集める手伝いをしているとの事だった。

袋状に閉じられた網の中にはバカでかいカニや昆布やメカブなどの海藻の他にそこそこなサイズの魚がどっさり入っていた。

自分はその取りたての魚類を氷を敷き詰めた発泡スチロールに移すのを手伝いながら、話を聞いていた。

離島での暮らしは制約が多く、言葉もイントネーションや言い回しを間違うもんなら島民に少しだけ邪険に扱われるらしい。

拾ってくれたおじいさんはどうかというと寡黙な人で、じきに慣れるだろう、お前はお前でいいのだ、という感じなのだという。

Aさんは元から寂しがりな性格なので、不安が多かったのだろう。商売柄こちらに来る機会があったので会いに来たという感じであった。魚は、土産だったのだと思う。

せっかくだからと大きな魚を調理し、食卓に乗せて食べた。一見巨大なカレイの素揚げの様な見た目だが、白身の部分は弾力があり噛みごたえもある感じで生臭くもなく、味もしっかりしていた。

つらつらと話を聞くと、節々に一人である寂しさが感じられた。かと言ってAさんはそこからまたどこかに移住出来る様な環境では無いらしい。面倒を見てもらっているおじいさんも嫌いではないし、そこを出て生活的な余裕も無いという。

只只疲れているようなので、離島から来たのであれば帰りが大変だろうから、今日くらいは泊まっていったらいいのではないか?と言ったら、微妙に言葉を濁す。

遠いから、と言っていたのが段々変わっていき、最寄り駅が5~6駅で来れるから、また昔の様に遊びに来たいとの言葉に変わっていった。

しかしああだこうだと言っている間に外は夕暮れになっていた。

もう電車がなさそうだと思った時間、ふとAさんを見るとコタツでうつらうつら眠っていた。

昔もこうだった。結局泊まっていったっけ。と、思いながら自分はふかふかの布団を寝室の床一面に準備し、Aさんをそこに寝かせ自分も適当に転がって眠ろうとした。

ふとAさんを見ると丸まって少し泣きながら寝ていた。

昔の夢でも見ているのだろうか、と思いながらAさんの頭をしばらく撫でた後に自分も眠った。

 

そんな内容だった。

唐突にそんな夢を見たので、起きがけに記憶が混乱した。

ひとつの夢をこんなに長く見るのは久しぶりだし、Aさんの事は昨今あまり考えていなかった。

実質Aさんは物凄いトラブルメイカーではあったがその根本が寂しさと孤独感であったのは事実で、自分はかなり巻き込まれ振り回されていたらしい(友人からの目線での話)。

ただ、虫の知らせで無ければいい。

自分が思うのは、それだけにしておこうと思う。